20000系楽
20000系楽は 1990年に20100系あおぞらの代替として4両1編成が6億5,000万円かけて製造されました。電算番号はPL01を使用します。
楽とは設計コンセプ
トである
Romantic Journey(ロマンチックな旅行) Artistic
Sophistication(芸術的な洗練)
Kind
Hospitality(親切なおなもてなし) Unbelievable!(信じられない!) の略となっています。ビ
スタカーの一員として位置付けられており、VISTACARのロゴが配されています。性能は特急車両と同じで標準軌であればどの路線にも入線できます。客
用扉は一般車両と同じ両開き戸で迅速な乗り降りが可能です。大きな窓やサンルーフと採光性も抜群です。車両限界いっぱいの大きな車体が特徴で、30000
系VISTA-EXの改造の手本にもなりました。先頭車両貫通扉は他車と併結することを想定して設置されていますが、2009年11月27日(金)に名
張~高安間で車両故障回送として22000系ACE
と併結運転されたときや、異種連結ツアーとして2013年7月21日(日)にあおぞら号(PN01)と併結されたときに使用されたのみとなっています。側面の楽ロゴは書家の榊莫山氏によって書かれたものです。一般客室の座
席は転換クロスシー
ト(展望席は固定式クロスシート)で、階上席と中間車のひじ掛け通路側には補助席としてT-
barと呼ばれる簡易の腰掛けを設けています。また、近鉄初のプリーツカーテンを採用しました。車内にはサロンコーナーやAV機器・前面展望映像装置があり、文字通りの楽しい旅が楽しめます。
このように高品質な車両ゆえに近鉄の団体貸切料金では同車が最も高額になっています。
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